≪公演と夢≫
代表作で2014年初演の『鹿児島異人館物語~小さな小さな友好革命』は鹿児島市磯地区にある旧紡績所技師管(異人館)をLEDの使用や装置を使用しながら舞台上に再現をしました。異人館は紡績機械の指導にあたる為にイギリスから来た7~8人の外国の方々が寝泊まりするところでした。
宇都さんは2014年に整備されていない利活用でもっと観光客が来るように異人館の建物でなにか出来ないかと考えます。
そして演劇の間、間で演奏(チェロの二重奏)を入れて演劇と演奏のコラボ公演をします。異人館は室内外が白の漆喰でありLEDも綺麗で建物として映えました。当時70分を4人でしていましたが、この公演の評判が良かったため、次の年にはロングバージョン(120分)で色恋沙汰を取り入れながら内容を膨らませました。このロングバージョンの公演場所が中央公民館であり、異人館のように映えないため、前回のような再現をするために装置を使い、プロジェクター投影をしました。
(現在のプロジェクションマッピングのはしりを既に試していました。)
この代表作は、異人館の世界遺産登録5周年記念イベントや認定NPO法人アートネットワークで芸術観賞公演として2016年から3中学校に3年間上演されました。一番愛されている作品であり、年1回は公演をしています。
おすすめポイント→
薩摩藩士・通訳藩士・イギリス人技師が言葉の壁を越えてお互いを思いながら友情を築いていく心温まる物語。
https://kanmachitm.wixsite.com/ijinkanmonogatari/story
これまで数々の舞台を経験し、物書きとして作品つくりもしてきた宇都さん。劇団上町クローズラインの役者は現在6名であり、設立当初から変わらず今も悪者を続けているのは3名。高齢で引退した人や東京に上京した人もいるようです。そして最高で75オーバーの役者もいらっしゃるようです。
コロナ禍のまん延防止のため現在活動自体は自粛中ではありますが、宇都さんは今後の夢を語ってくれました。夢は後進の指導をしながら自主公演を続け、いつか劇場をつくりたい。必要な資金面が大きい為、壮大な夢ではあるが、芝居小屋を建てたいとのこと。
この夢が宇都さんの日々を支えています✊
※役者スタッフも随時募集しております!!